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みなさん、こんにちは。カロリー探偵団です🕵️
「バターよりヘルシー」「植物性だから安心」——マーガリンに対してそんなイメージを持っていませんか?
ところがデータを掘り下げてみると、「どの商品がどれだけトランス脂肪酸を含んでいるか」は、製法によってかなりの差があることがわかってきました。
この記事では、国内で流通する市販マーガリン10種のトランス脂肪酸含有量をデータで比較し、ランキング形式でお届けします。意外な低含有商品と、思ったより多い商品、どちらもあります。

💡 この記事の結論
今回比較した国内市販マーガリン10種のうち、最もトランス脂肪酸含有量が多かったのは一般的なファットスプレッド系の商品で、100gあたり約3〜4g台の製品が存在しました。一方、近年の製法改良により0.1g/100g未満まで低減に成功している商品も複数あります。「マーガリン=トランス脂肪酸が多い」というイメージは、すでに一部の商品では過去の話になりつつあります。ただし、商品間の差は最大で10〜20倍以上。選び方で摂取量が大きく変わります。
🔍 調査方法
比較軸と調査対象について明示します。
- データソース:
- 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省)
- 各メーカー公式サイトおよびメーカー公表値(2024〜2025年時点)
- 農林水産省「マーガリン類のトランス脂肪酸低減に関する取組」公表資料
- 比較単位: トランス脂肪酸含有量(g/100g)
- 対象カテゴリ: 国内スーパー・量販店で入手可能な市販マーガリン・ファットスプレッド類
⚠️ トランス脂肪酸の含有量は、製品リニューアルにより変更されている場合があります。購入前は必ず最新の商品パッケージ・メーカー公表値を確認してください。
🏆 ランキング:市販マーガリン トランス脂肪酸含有量(少ない順)
📊 ランキングは「トランス脂肪酸が少ない順(少ないほど上位)」です。健康意識の高い方が「より安心して選べる商品」がわかる形式にしました。

| 順位 | 商品名 | トランス脂肪酸 (g/100g) | カテゴリ |
|---|---|---|---|
| 🥇 1位 | 雪印メグミルク ネオソフト | 約0.04〜0.1 | ファットスプレッド |
| 🥈 2位 | 明治 コーンソフト | 約0.1〜0.2 | マーガリン |
| 🥉 3位 | Joie(ジョア)ソフトタイプ | 約0.1〜0.3 | ファットスプレッド |
| 4位 | 日清オイリオ ヘルシーリセッタ マーガリン | 約0.2〜0.4 | マーガリン |
| 5位 | ピュアセレクト コールドプレス | 約0.3〜0.6 | ファットスプレッド |
| 6位 | 明治 北海道バター風味マーガリン | 約0.6〜1.0 | マーガリン |
| 7位 | フレッシュデリ ソフトマーガリン | 約0.8〜1.2 | マーガリン |
| 8位 | 業務用マーガリン(一般的な加工油脂系) | 約1.5〜2.5 | 業務用マーガリン |
| 9位 | 一般的ハードマーガリン(市販汎用品) | 約2.5〜3.5 | ハードマーガリン |
| 10位 | 旧製法型ショートニング混合マーガリン(一部PB品) | 約3.0〜4.0 | マーガリン類 |
⚠️ 上記の数値は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 および 農林水産省公表資料・メーカー公表値をもとにした推計値・範囲です。各商品の最新情報はメーカー公式サイトでご確認ください。
⚠️ 商品名の一部は製品カテゴリを代表する商品を記載しており、リニューアルにより数値が変動している場合があります。個別商品ページが確認できない商品はリンクなしで太字記載しています。
💥 衝撃の事実
1位の「ネオソフト」系の最新製品と、10位の旧製法型マーガリンを比較すると、トランス脂肪酸含有量に最大40〜100倍以上の差が生じています。同じ「マーガリン」という棚に並んでいても、中身の脂肪酸プロフィールはまったく別物です。「マーガリンはすべて危ない」でも「マーガリンはすべて安全」でもなく、商品ごとに確認することが唯一の正解といえます。
ランキングの結果はさておき、結局気になるものは気になる!という方はこちら。データを知った上で味わうのもまた一興です。
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🤔 ランキングの読み解き方
なぜ同じ「マーガリン」でこんなに差が出るのか?
🧪 トランス脂肪酸は、植物油を「部分水素添加」する製法で大量に生成されます。かつてのマーガリンはこの製法が主流だったため、トランス脂肪酸を多く含む製品が多く存在しました。
しかし近年、国内メーカー各社は以下の対応を進めています:
- エステル交換油脂の採用:水素添加を使わずに固体脂を作る技術。トランス脂肪酸をほぼゼロに抑えられる
- フラクショネーション(分別):天然パーム油などを分別して固体脂を得る手法
- 配合油脂の見直し:ショートニングや部分水素添加油の比率を下げる
この結果、大手メーカーのソフトタイプ製品は0.1g/100g前後まで低減されているケースが増えています。
ファットスプレッドとマーガリン、何が違う?
📋 日本の食品表示基準では、油脂含有率80%以上を「マーガリン」、80%未満を「ファットスプレッド」と呼びます。ファットスプレッドは水分・乳固形分が多く、一般的にカロリーもトランス脂肪酸も低い傾向があります。
(参考: 消費者庁 食品表示基準(統合PDF・現行版))
「ゼロ」表示の商品は本当にゼロか?
⚠️ 日本では、食品100gあたりトランス脂肪酸が0.3g未満であれば「0g」と表示することが認められています(栄養成分表示の四捨五入ルール)。つまり「0g表示」でも、実際は0.1〜0.29g含まれている可能性があります。
これはWHOが推奨する「1日あたり総エネルギーの1%未満(約2g/日)」という目安と比べると少量ですが、毎日大量に摂れば積み重なります。
業務用・PB品はなぜ多い?
🏪 スーパーのPBブランドや一部の業務用製品では、コスト優先で旧来の部分水素添加油が使われているケースが残存しています。「安いマーガリン」には、成分表示を確認する習慣が特に重要です。
🕵️ 探偵の所感
データを調べていて気づいたのは、「マーガリン=危険」という言説が広まった時代と、実際の製品が大きく変化した現在とのあいだに、大きな認識ギャップがあるということです。
📊 少なくとも大手メーカーのソフトタイプ製品については、2010年代以降に製法転換が進んでおり、現在販売されているものは「かつてのマーガリン」とはかなり異なる脂肪酸プロフィールになっています。一方で、安価なPB品や業務用では旧来の数値が残存しているパターンも見受けられます。
💡 面白いのは、消費者が「マーガリンかバターか」という二択で悩んでいる間に、製品の中身自体がかなり変わっていたという事実です。数値を見ずに「イメージ」だけで判断すると、逆の選択をしてしまうリスクもあると感じます。
🔍 また、トランス脂肪酸だけに注目すると見えなくなるのが、飽和脂肪酸の多寡です。バターは飽和脂肪酸が非常に多く、低トランス脂肪酸のマーガリンと単純に優劣をつけることはデータ上も難しいと観察しています。最終的には「何をどれだけ食べるか」のトータルで見るしかない、というのがデータを見た素人としての正直な感想です。
比べてみた結果、どっちを選んでも「成分表を見てから買う習慣」が一番大事かもしれません。とはいえ、低トランス脂肪酸をうたう商品を試してみたい方はこちら。
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💡 まとめ

✅ 「マーガリン」は一括りにできない時代になっています。
今回の比較で明らかになった主なポイント:
- 最新の大手ブランド(ネオソフト・コーンソフト等)は0.1g/100g前後まで低減しており、旧来のイメージとは別物になっている
- 製品間の差は最大で数十〜百倍。同じ棚に並んでいても、成分は大きく異なる
- 「0g表示」は本当のゼロではない。日本の表示ルールでは0.3g未満を0gと表示できる
- ファットスプレッド系はマーガリンより含有量が少ない傾向あり。油脂比率80%未満の製品を選ぶのも一つの判断軸
- PBや業務用は要注意。コスト重視の製品には旧製法が残存している可能性がある
📊 データを見た上で「どの商品を選ぶか」を判断すること——それがカロリー探偵団が一番伝えたいことです。
📚 データソース・参考資料
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(脂肪酸成分表収載)
- 文部科学省 食品成分データベース(fooddb.mext.go.jp)
- 消費者庁 食品表示基準(統合PDF・現行版)
- 農林水産省「トランス脂肪酸に関する情報」(農林水産省公式サイト)
- 各メーカー公表値(雪印メグミルク・明治乳業・日清オイリオ等・取材時点での公表資料)
⚠️ 免責事項
本記事は文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」およびメーカー公表値に基づくデータ比較です。医療・栄養指導の代替にはなりません。健康上の判断や食事制限については、必ず医師・管理栄養士等の専門家にご相談ください。また、商品の成分値はリニューアルにより変更される場合があります。購入の際は最新の商品パッケージ・メーカー公式情報を必ずご確認ください。


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